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総理事長メッセージ

経歴

総理事長坂口 海雲

専門分野

  • 高血圧症
  • 高コレステロール血症
  • 動脈硬化などの血管の病気
  • 医学博士(循環器内科)

学歴

平成15年 
大阪府立天王寺高校 卒業
平成21年
大阪市立大学医学部 卒業

職歴

平成21年
大阪市立大学 臨床研修
平成23年
大阪市立大学循環器内科 入局
平成23年
ベルランド総合病院
平成24年
川崎病院 臨床助教
平成25年
大阪市立大学病院
平成28年10月
福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
平成30年
医療法人笑顔会 設立

笑顔会設立の想い

初めまして、笑顔会グループ 総理事長の坂口海雲です。
わたしが、笑顔会グループを作ろうと思ったきっかけをお話しします。少しだけお付き合い願えたらと思います。
約10年前、心臓を専門に診察する医師として、だんだんとスキルが身についてくるにしたがって、見えてきたことがあります。それは、「病気を治すこと」と「患者さんを幸せにすること」は違うということです。
ある、重症大動脈弁狭窄症を患った78歳の男性を治療していた時のことです。その患者さんは心不全と慢性呼吸器疾患を併発していました。とても予後の悪い状態です。わたしは、その患者さんへ正直に病気のことを伝えることにしました。
「この病気は手術しないと治りません。手術はかなり危険で10%ぐらい死ぬ確率があります。もし成功しても、寝たきりになったり認知症になるかもしれません。ただ、手術しないとあと1年は生きられません。」

その男性は、ゆっくり目をつぶってしばらく考えてこう答えてくれました。

「ぼけたり、寝たきりには絶対なりたくありません。もう十分生きたので、死んだりすることは怖くないんです。ただ…」
「ただ?」
「もう一度、桜の花の下でお酒を飲みたい」

冬の寒い時期でした。その日から、わたしと患者さんの戦いが始まりました。心臓にはものすごい爆弾を抱えているので、症状を見ながら、綱渡りのような薬物調整の連続です。それでもなかなか一筋縄ではいきません。お薬だけではなく、大病院ならではの他の問題もいろいろありました。
今でも、思い出します。循環器内科部長はわたしと顔を合わすたびにこう言いました。

「あの患者さんは、手術しないと治すことができないぐらいお前も知っているだろう。どれだけ薬物を調整したって無駄なんだ。それとも、そんなこともわからないぐらいお前は馬鹿なのか?」

心臓血管外科部長はこうです。

「おい、あの患者はいつ切らせてくれるんだ?」

どれだけ言ってもみんなわかってくれません。最後は、わたしもあまりに腹が立ったので、

「あの患者さんは、お花見をしたいんですよ。手術をしないと治らないことぐらいわかっています。わたしの医師免許をかけて治療をしますので、口出しをしないでください。」

本当に生意気な、若手循環器内科医でした。
そんなこんなで、いろいろありましたがとうとうお花見の日を迎えることが出来たのです。

「先生ありがとう。これで本当にいつ死んでもいいよ。」
あの笑顔は忘れることができません。
「いやいや、来年の花見まで頑張りましょうよ。」

そんな風に言っていたのですが、病気は無情です。梅雨のじめじめした季節に、細菌性腸炎に罹患したことから、一気に循環動態が悪化して亡くなってしまいました。
わたしが医師を目指したのは、病気を治したかったからではなく、病気で困ってる患者さんを助けたかったからです。大きな病院に勤めていると、病気は治せても、患者さんを本当に幸せにすることは難しいのが現実です。先ほどの男性も、わたしがいなかったら、言葉は悪いですが無理に手術をさせられていたかもしれません。

「大病院で難しいなら、本当に患者さんを笑顔にできる医療機関を自分で作ればいいじゃないか。」

だから、笑顔会グループには「笑顔」という文字が入っているのです。患者さんが本当に笑顔になれる医療機関を作ろうという思いからです。当グループにいらっしゃる皆さんが、笑顔になっていただけるように日々精進してまいりたいと思います。

医師に対してのメッセージ

笑顔会グループでは、医師の方の様々な働き方のニーズに応えられるよう、柔軟なキャリアを用意しております。

1将来独立開業を目指す方

余す所なくクリニック経営のノウハウを学んでいただき、実際の独立の際にも立地選定から届け出やマーケティングまで幅広く支援します。分院長をやっていただくクリニックを継承するプランも用意しております。

2分院長としてキャリアを伸ばす方

雇われ院長としての分院長はもとより、笑顔会グループ幹部として部門長や経営執行部を目指していただけます。

3ワークライフバランスを重視したい方

週3-4日の時短勤務で働いていただけます。子育て中の医師の方も大歓迎です。せっかくの身につけたご自身のスキルをぜひ発揮してください。
笑顔会グループでは、医師の皆さんのキャリアを応援します。ぜひ、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

将来展望

1私たちの原点:
なぜ「笑顔会」なのか

私たち笑顔会グループの存在意義。それは、私たちのサービスに関わるすべての人を「笑顔」にすることです。
地域の患者様が不安を乗り越え、安心の笑顔を取り戻されること。 そして、その笑顔を創り出すために、私たちスタッフ自身が誇りとやりがいを持ち、心から笑顔で働けること。
この2つの「笑顔」の追求こそが、私たちの揺るぎない理念であり、すべての活動の原点です。

2スタッフの笑顔を育む「環境」と「未来」

私たちは、患者様の笑顔はスタッフの笑顔から生まれると確信しています。だからこそ、業界の常識にとらわれない「働きやすさ」と「働きがい」を徹底的に追求します。

ライフステージを支える環境
時短勤務制度の拡充や柔軟なシフト体制により、誰もがキャリアを諦めることなく、自分らしいバランスで輝き続けられる職場を整備します。
「未来」を創る独立支援
私たちのゴールは、グループの拡大だけではありません。志あるスタッフが自らの夢を実現し、新たな医療のリーダーとして羽ばたくことを全力で応援します。この「独立支援制度」は、未来の地域医療を担う仲間を育てる、私たちの大切な使命です。

32035年へのロードマップ:
150の「笑顔の砦」を築く使命

現在15の施設からスタートした私たちの挑戦は、まだ序章に過ぎません。 私たちが「150」という拠点数にこだわるのには、明確で、強い理由があります。
それは、「本当に患者様のことを真面目に考え、誠実な医療を提供する」という当たり前のことが、まだ多くの地域で実現できていないという現実に対する、私たちの強い問題意識です。
さらに今、志ある素晴らしい施設が「継承者不在」という理由だけで、地域から失われようとしています。
私たちは、その声なき声に応えたい。 地域の笑顔を守る「砦」となりたい。
2035年までに、私たちはクリニック、病院、介護老人保健施設など、150の施設を運営する主体へと飛躍します。
これは、単なる数の拡大ではありません。 私たちが「きちんと」した医療を届け、継承者不在の施設を責任もって受け継ぐことで、150の地域の「笑顔」を守り抜くという決意の表明です。
さらに、私たちが育てる「独立支援制度」を通じて、20以上の施設がスピンオフします。これは、私たちの志を受け継ぐ新たな「同志」たちが、それぞれの場所で、日本の医療を力強く支える未来のネットワークを構築することを意味します。

42030年、日本から世界へ

私たちのビジョンは、日本国内に留まりません。2030年をめどに、海外でのクリニック展開を開始します。 日本で培った「患者様とスタッフを笑顔にする」誠実な医療モデルは、必ずや世界中の人々を笑顔にできると信じています。

笑顔会グループは、医療の枠を超えた「笑顔を創造するプラットフォーム」です。 一人ひとりの挑戦が、やがて150の、そして世界の笑顔へと繋がっていく。 私たちは、その壮大な未来を信じ、歩みを止めません。

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